盛り上がったシミ

女性

再発リスクもある

若い世代にできやすいいぼはウイルスが原因であることが多く、40歳くらいを境に出やすくなるいぼは、ターンオーバーが遅くなるのが原因だと考えられています。老人性のいぼに含まれる脂漏性角化症は、ダーマスコープという特殊な拡大鏡で見るとシミと変わりません。違うのはシミは平坦で、脂漏性角化症は盛り上がっている点です。また、ときに痒みを伴うこともあります。シミが進行して脂漏性角化症に変化した場合は、シミよりも強く遺伝子異常が起こっているということです。紫外線の影響が大きく、日焼け止めを使用せずに野外でスポーツや仕事をしていた人は高齢になって多発しやすい傾向にあります。中には20代で出る人もいるので、日焼け対策は大切です。しかし、年齢を重ねると腹部や陰部など日焼けしない部位にも出やすくなり、これを予防することは不可能と言われています。自費診療では、レーザー治療が一般的です。シミ治療に適するレーザーと種類が違い、またシミ治療に有効なトレチノインとハイドロキノンの塗り薬では効果がありません。脂漏性角化症に最適な施術方法を選ぶと、一度で治療が終わります。老人性いぼである脂漏性角化症の主な治療法は、レーザー治療です。レーザーは手軽な施術として評判ですが、脂漏性角化症に使われるのは炭酸ガスレーザーやエルビウムヤグレーザー、各種Qスイッチレーザーです。Qスイッチレーザーにはヤグやアレキサンドライト、ルビーなどの種類があります。いぼの治療で主流の炭酸ガスレーザーに代わって、近頃ではエルビウムヤグレーザーを使用するクリニックが増えてきました。どちらも細胞だけを綺麗に蒸散させられる特性があるものの、脂漏性角化症は異常な表皮基底細胞があるため、深く削ると瘢痕が残ってしまう恐れがあります。でも表皮基底細胞を取り残すと再発リスクが高まります。費用は炭酸ガスレーザーで1mm7千円、エルビウムヤグレーザーで1mm8千円が目安です。Qスイッチレーザーは1mm5千円ほどで施術でき、色素に反応する特性があるため、脂漏性角化症の組織も完全除去が可能です。瘢痕を残す可能性は低いものの、大きく隆起したものは表皮基底細胞を取り残すリスクがあります。隆起しているものは炭酸ガスとQスイッチを併用すると、互いのデメリットを補完して治療できます。